放送番組審議会
 
放送番組審議会トップへもどる
 
第413回 テレビ信州放送番組審議会(概要)
■日 時■ 令和5年2月22日(水)
■場 所■ テレビ信州 本社(長野市)(Web参加の委員も)
■出席委員■ 石川 利江 委員長、松田 正巳 副委員長、河村 洋 委員、関 由美江 委員、長谷川 敬子 委員、松橋 賢一 委員、柳澤 勝久 委員、山下 貴司 委員、渡辺 理雄 委員
■議 題■ 【合評番組】
背番号3の絆 -松本山雅に生きた証-
令和4年12月29日(木)16:05~16:35放送

【番組内容】
J1クラブで活躍し、2014年に故郷・松本市の松本山雅FCに移籍をした田中隼磨。
2度、J1昇格に導くなどチームの精神的な柱になり飛躍を支えました。
亡き先輩・松田直樹さんの思いを受け継ぎ、9年間背負い続けた「背番号3」。
怪我に苦しむ中、そのユニフォームを脱ぐ決意を固めました。
これまでの秘蔵映像や独占インタビューを交えながら、松本山雅でプライドをかけて戦った歴史を振り返りました。

【主な意見】

・この番組で、初めて田中選手のことを知りました。松本山雅にとって重要な選手であったことや、松田直樹選手の「背番号3」を受け継いだ選手などの説明があり、サッカーをあまり知らない人にもわかるように説明されていて良かったです。

・過去のインタビューや映像から長く取材を続けていることが伝わり、時間をかけて丁寧につくられていて、松本山雅に対する愛を感じました。この番組を見て、サッカーのファンが増えると良いと思いました。

・怪我の様子や苦しい思いの部分が多く、日本代表でどんなプレーをした選手だったのか、どんな活躍をしたのかなどもう少し掘り下げてもらえると、より田中選手の凄さが伝わったと思いました。

・病院でのリハビリのシーンが痛く辛そうで、見ていて印象的でした。最後の試合で電気が走ったと振り返っていたり、引退会見で足を引きずっていたり、最後の最後まで痛みと闘っていたことがよくわかりました。プロの選手でも常に怪我と隣り合わせで、コンディションを保つことは難しいと感じさせられました。

・サポーターの表情が取り上げられていて良かったですが、家族やチームメイト・サポーターなどのインタビューがあれば、より心に響く番組になっていたと思います。

・現役最後の3分間のプレーで、劇的な瞬間を見ることができました。膝の古傷を抱え、満身創痍の状態でも正確に放たれたセンターリングは、田中選手の真骨頂のプレーで、今までの経験を凝縮したようなプレーは多くの視聴者の心に残ったと思います。