放送番組審議会
 
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第410回 テレビ信州放送番組審議会(概要)
■日 時■ 令和4年11月24日(木)
■場 所■ テレビ信州 本社(長野市)(Web参加の委員も)
■出席委員■ 石川 利江 委員長、松田 正巳 副委員長、河村 洋 委員、関 由美江 委員、長谷川 敬子 委員、松橋 賢一 委員、柳澤 勝久 委員、山下 貴司 委員、渡辺 理雄 委員
■議 題■ (1)「テレビ信州 放送番組基準」「民放連 放送基準」改正に伴う諮問
「民放連 放送基準」が一部改正されるのに伴い、テレビ信州放送番組基準の変更が諮問され、「妥当である」との答申があった。

(2)番組合評
【合評番組】
真田信之 六つの謎 直木賞作家 今村翔吾が解く
令和4年10月23日(日)15:00~15:30放送

【番組内容】
初代藩主として松代藩250年の礎を築いた真田信之。
父・昌幸と弟・幸村と敵対し戦国時代を生き抜いた。
家康や石田三成と親交があったことを示す書簡も残っているが、戦国武将として名高い弟・幸村の影に隠れ、その存在や功績はあまり知られていません。
幸村との対立、家臣を尊ぶ思慮深さ、妻への愛情など、直木賞作家で「幸村を討て」の著者、今村翔吾さんをナビゲーターに、信之にまつわる6つの謎に迫りました。

【主な意見】

・真田信之ゆかりの町や寺・城跡を巡っていてそれぞれ見どころがありましたが、六つの謎では多く、すぐに次の謎に移ってしまい、もう少し掘り下げてもよかったのではないかと物足りなさを感じました。

・六つの謎が、謎の部分とエピソードを紹介している部分になっていて、謎が解かれていないところも多いと感じました。

・信之の知性と人的なネットワークの豊かさで真田家が残ったと思います。そういうものが十分に感じられるところがある番組になっていたと思います。今後も謎に迫り、信之の人物を解明する次の番組を期待します。

・真田家は信濃の国で、一番有名な武将の家柄だと思います。中でも「幸村」が有名ですが、今回「信之」に焦点を当て、掘り起こしていた番組で興味を惹かれました。

・タイトルを拝見し、どんな謎解きがあるのか興味を持ちました。出だしの映像は真田幸村の合戦絵だと思いますが、導入として真田家を意識させるものとして効果的だと感じました。

・今村さんが最後に「家」・「名」・「人」と解説していたように、信之は弟・幸村のような勇猛な武将ではなく、どちらかというと病弱で誰にでも優しく接し、親思い、兄弟思いで、戦国時代に真田家が残るように苦心をし、非常に大切に思っていたことが伝わってきました。

・長野市の無形文化財に指定されている八橋流箏曲や、真田宝物館・城跡が紹介されていて興味を持ち、松代はすごいところだと初めて感じました。全体として面白く、松代に行ってみたいと思いました。