第407回 テレビ信州放送番組審議会(概要)
■日 時■ | 令和4年7月28日(木) |
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■場 所■ | テレビ信州 本社(長野市)(Web参加の委員も) |
■出席委員■ | 石川 利江 委員長、松田 正巳 副委員長、河村 洋 委員、関 由美江 委員、長谷川 敬子 委員、松橋 賢一 委員、柳澤 勝久 委員、山下 貴司 委員、渡辺 理雄 委員 |
■議 題■ | 【合評番組】 チャンネル4「人生の湯~黄昏時のぬくもり~」 令和4年5月28日(土)9:30~10:25放送 【番組内容】 松本城近くにある老舗の銭湯「塩井乃湯」を舞台に、常連客たちの人間模様を描いたドキュメンタリーの第3弾。 利用客の減少と高齢化、さらにはコロナ禍に重油の高騰、それでもぬくもりを求めて人々が集う銭湯の8年間の物語。 【主な意見】 ・前半は前回の物語を要約した形であり、今回から見る人でも疎外されないで番組を見ることができると思いました。 ・若い利用者が少ない中で、信州大学の銭湯サークルの方が集い始めたのに、コロナ禍でその場を奪われてしまい、銭湯がみんなの集う場になり得るのにその機会が失われているということが非常に残念だと思いました。 ・支え合っている日常と銭湯の仲間同士の会話が、非常にかけがえのないものだと思って見ていました。支え合う姿ばかりではなく、今回多くの別れも描かれているところがリアリティを高めていると思いました。 ・常連客の人間関係や出来事が織りなすように展開された映像からは、塩井乃湯を通して育まれた銭湯仲間の友情が人間模様のように感じられ、銭湯の持つ魅力や人情が伝わってきました。 ・人と人との出会い・別れ、高齢化や老老介護といったことを自分の境遇と照らし、しみじみとこの先のことを考えさせてくれる良い番組だと思いました。 ・取材先の方々に長期間にわたって丁寧に取材を行い、本音の姿を捉えていて、素晴らしいことだと思いました。 ・年齢を考えると、それぞれ体の不調が出ることは当然だと思いますが、皆さんの表情が明るく、楽しく生きているという姿に勇気づけられました。全体的に寂しさを感じる番組でしたが、思いやりと優しさに溢れた素晴らしい番組でした。 |